FXスキャルピングは薄利になりやすいです
基本的に、スキャルピングでは短時間に少ない利益を積み重ねていく手法になりますので、スプレッドの低いFX会社でトレードするのはもちろんですが、それ以上に1pipsを大事にしなければなりません。
それは、スキャルピングでは1pipsの積み重ねによって、少ないながらもトレード回数を増やすことによって、トータルのpips獲得数を増やしていく手法になるからです。そのため、スキャルピングでは1pipsが非常に大事になります。
ちなみに、1pipsと言えば1万ドルのトレードで100円の計算になりますが、スキャルピングではこの100円を馬鹿にしている限り、継続的に稼ぐ事は難しくなるため注意が必要です。
スキャルピングでは1pipsを笑うものは1pipsで泣く
スキャルピングでは、1回のトレードで50pipsや100pipsもの為替差益を稼げる事は、トレード手法にもよりますがほぼ不可能だと言えます。
もっとも、スキャルピングは短時間勝負なので、為替レートが短時間に保有ポジションの方向へよほど大きく動かない限りはこれほど大きな利益を稼ぐ事は難しいです。というか、50pipsや100pipsなんて、もはやデイトレードの域になります。
それはともかく、基本的にスキャルピングでは少ない利益の積み重ねによって為替差益を稼ぐ手法になりますので、この1pipsを馬鹿にしていると後々大きな差となって表れてくるのです。
例えば、スキャルピングを100回トレードした場合、利益を1pipsケチる、または損失を1pips多く出したとしたらトータルで100pipsもの差となって表れてくるのです。トレード単位が1万ドルでは1万円、10万ドルでは10万円もの差となるのです。
つまり、トレード単位が多くなればなるほどその差は大きくなってくるため、スキャルピングが薄利とはいえその利益は大事に扱う必要があります。
スキャルピングではFX会社のスプレッドも重要です
スキャルピングでは、1pipsを笑うものは1pipsに泣く事になりますが、これは何もトレード手法に限った事ではありません。FXトレードではFX会社のスプレッドも必要経費になりますので、少ない利益を積み重ねるスキャルピングでは、このスプレッドが低いに越した事は無いのです。
例えば、USDJPYのスプレッドがA社では1pips、B社では0.3pipsだった場合、スキャルピングでエントリーした時点で0.7pipsの差が出てしまうのです。これが、トレード単位1万ドルで100回トレードしたら、7,000円の差になってしまいます。(100回×70円=7,000円)
エントリーしただけでこの差が出るのですから、スキャルピングではFX会社のスプレッドの低さは非常に重要になってくるのです。
さらに、FX会社によっては新規エントリーや決済時にスリッページが発生する場合がありますので、このスリッページも重要になってきます。
つまり、スキャルピングでは、トレード手法はもちろんですがFX会社のスプレッドやスリッページなどのトレード環境も含め1pipsの積み重ねが非常に重要になってきます。
ですので、もしあなたがスキャルピングを行うのであれば、トレード毎に1pipsを大事にして下さい。たかが1pipsと侮っていると結果的に1pipsに泣く事になります。