FXではレバレッジに注意

FXではレバレッジに注意が必要です

おっしゃる通り、少ない証拠金でもレバレッジ原則のレバレッジで何倍、何十倍（個人の場合は最大25倍）もの取引ができるので、小金持ちの人には良さそうですよね。しかし、どんなに便利なシステムであっても、使い方を間違えると自己破産につながるので、注意が必要です。

また、これはFX取引においても同じで、いくら少ない資金で大きな金額の取引ができたとしても、レバレッジの使い方を間違えると、あっという間に大損してしまう可能性があります。

FXトレードの証拠金とレバレッジのニュアンスでは、FX取引では少ない証拠金でより多くの取引ができる＝少ない資金で大きな利益を得ることができるということを説明しました。

言い換えれば、FX取引はハイリスク・ハイリターンのトレードと言えるでしょう。

そのため、FX取引では自分に合ったレバレッジで取引をすることが求められますので、自分に合ったレバレッジを見極めることが重要になります。

このように、レバレッジをうまく利用して、自分の予想通りに為替が動いてくれれば、元本で大きな利益を得ることができますが、間違った方法でレバレッジをかけてしまうと、一瞬にして損をしてしまうこともあります。

もちろん、できるだけリスクを抑えて取引することも可能ですが、リスクが低ければ低いほど、投資のリターンが低くなる可能性が高くなります。

例えば、USDJPYが1ドル100円の時に、10万円の証拠金で1万ドル（100万円相当）を買ったとしましょう。

しかし、1ドル100円で買ったUSDJPYは、円高方向に1ドル90円まで進んでいます。

仮にUSDJPYが1ドル＝110円まで下がった場合、ここでUSDJPYが売られると、1万ドル×110円＝110万円、つまり10万円の利益になるので、当初の10万円の証拠金を合計すると20万円の利益になります。

実際には、証拠金がゼロになる前にFX会社から何度か警告を受けることになりますが、これについては後述します。

このオーバーレバレッジについては、わかりやすくするために例を挙げて説明します。

この場合、1万ドルを強制的に売らされた場合、1万ドル×90円＝90万円、つまり10万円の損失となり、証拠金は10万円-10万円＝0円となります。