FXトレードには空売りという手法があります
FX初心者がFXで稼ぐために避けて通れないのが、FX取引の専門用語です。
私の記憶にあるように、この取引の世界には理解しがたい専門用語が溢れていました。
スワップやスプレッドはもちろんですが、空売りや外国為替とは何か、などなど。当時、FXの取引を始められた初心者の私は、インターネットや様々な書籍を徹底的に勉強して、少しずつ取引の専門用語を覚えていきました。
しかし、一からインターネットや書籍を探すのは時間がかかるので、このテキストからは、私の経験を元に、これからFXトレードで稼ぐために必要最低限のトレード用語を解説していきたいと思います。
FXトレードの空売りとは?
この記事では、外国為替の専門用語である「空売り」について説明します。
この空売りは文字通り、何か空っぽのものを売ること(手元に何もない状態)と解釈されます。
何かを売るためには、必ず物理的なアイテム(物)やサービスが必要ですよね?そうでなければ、そのアイテムやサービスが手元になければ、売ることはできません。
さらに、これをFX取引に当てはめると、100円で1万ドルのUSDJPYを買った場合、手元には1万ドルのUSDJPYが残っていることになります(厳密には取引先のFX会社)。
その後、USDJPYの為替レートが上昇した場合、あなたは売ることができます。
これは通常の取引に当てはめても、利益が出たから持っていた1万ドルのUSDJPYを売ったのですから、何も珍しいことではありません。
しかし、FX取引では、自分が持っていない通貨を売ることから始めることができますよね。例を挙げると、将来的にUSDJPYの為替レートが下がることを予見して、100円で1万ドルでUSDJPYを売ることができます。
事前にUSDJPYを1万ドル持っていなくてもUSDJPYを売ることは可能で、これを空売りと言います。
まずは手ぶらで売るということなので、空売りという専門用語を受け入れてもいいでしょう。
その後、この米ドル円の為替レートが90円まで下がったら利益が出たことになりますので、買って決済(買い戻し)すれば利益が出ます。
つまり、FX取引では、将来的に為替レートが上昇すると予測できれば買い、将来的に為替レートが下落すると予測できれば売り、結果的にそれぞれの為替レートが予想通りに動いてくれれば利益を得ることができるということです。
買いポジションと売りポジションのどちらからでもFX取引ができるというのは、専ら買いポジションを取るのと比較しても大きなメリットがあるのではないでしょうか?単純にチャンスが2倍(為替レートの動きによっては2倍以下になったり、2倍以上になったりします)になるからです。
ですから、今後FX取引で儲けるためには、買いだけではなく、状況に応じて空売りもした方が良いということになります。