FXトレードではスプレッドも考慮する必要があります
経験の浅いトレーダーがFX取引に乗り出すと、理解しがたい言葉が出てくることがありますが、その中の一つがスプレッドで、これについて説明します。
スプレッドもその一つです。しかし、私もFX取引を始められるようになった当初は、このスプレッドが何なのか全く分かりませんでした。
しかし、FX取引で利益を出すためには、このスプレッドを意識しておくことが大切です。
特にデイトレーダーやスキャルパーの場合は、このスプレッドがあるかないかでその後の利益に大きな差が出る可能性があります。
そのため、スプレッドについては次回の記事で解説します。
このスプレッドはトレードをする上で特に重要なので、ぜひ覚えておいてください。
スプレッドとは?
このスプレッドですが、簡単に言えば売りと買いの為替レート差になります。通常為替レートとは、売値と買値の2種類で表示されており、売値よりも買値の方が高くなっています。
もっとも、売値よりも買値の方が安くなっていたら、買ってすぐに売ればそれだけで利益が出てしまいますので、そんな事はありえません。
そこで、このスプレッドですが、まずは下記の画像をご覧下さい。
これはよく知られているメタトレーダー4(知らない人はググれ)という無料の為替チャートですが、この為替レートではUSDJPYの売り値が120.329円、買い値が120.344円と表示されています。
つまり、この時点ではUSDJPYを120.344円で買うことができますが、売りたい場合は120.329円でしか売ることができません。
120.344円でUSDJPYを買った時点で、すでに売り値は120.329円になっているので、USDJPYを買った瞬間に0.015円(1.5銭)の損失が発生します。
そして、スプレッドは120.344円-120.329円=0.015円となります。
ちなみにこれは1ドルのスプレッドなので、1万ドルの場合は0.015円×1万ドル=150円の損失となります。
入札価格が120.344円なので、損失をカバーするには最低でも120.344円の売値が必要です。
スプレッドは狭いに越した事は無い
これはもちろんFX取引をする上での出費なので、少ない方が良いです。
しかし、このスプレッドはその会社の利益ですから、その会社を経由して取引をしている人にとっては避けて通れないものとなっています。
ただ、このスプレッドはFX会社によってかなり差がありますので、FX会社を選ぶ際にはスプレッドの幅にも注意が必要です。特に1日に何度もFX取引をする人にとっては、このスプレッドが負担になることもあるので、FX会社選びは慎重に行う必要があります。