FXスキャルピングはハイリスクなのか？
FX取引では、株取引と同様に「ハイリスク・ハイリターン」という言葉をよく耳にします。
これは、取引にはリスクもありますが、リターンも大きいという意味です。
おっしゃる通り、外から見るとFXや株取引で何百万もの利益を上げた人のニュースがありますが、一方で全財産を失った人や倒産した人のニュースもあるので、FX取引はハイリスク・ハイリターンだと思われているかもしれません。
しかし、実際にFX取引を始めてみると、FX取引は失敗しなければハイリスクだけでなくローリスクでもできることが理解できると思います。
正しいやり方をすれば、ハイリスクだけでなくローリスクでも行うことができます。
スキャルピングはハイリスクハイリターンでは無い
先ほど、トレード全般に反対と書きましたが、これはスキャルピングにも当てはまります。
さて、スキャルピングは短時間で取引が完了し、最大のレバレッジをかけることができるため、他の取引方法に比べてハイリスク・ハイリターンだと思われがちですが、実際のところはどうなのでしょうか？
そもそもレバレッジは自分で調整することができ、レバレッジを多く使えば使うほど、勝った時の利益は大きくなりますが、低レバレッジで取引をしてしまうと、それに応じて勝った時の利益も低くなってしまいます。つまり、自分のスタンス次第でどちらにもなるということです。
例えば、これはスキャルピングに限ったことではありませんが、トレードの前提を厳しくして、ほぼ勝てるポイントでトレードすれば、負けるリスクが減り、結果的にローリスクになります。
ただし、この場合は取引前提を厳しくしているため、取引の機会が減ってしまいます。
しかし、FX取引では、利益を出すことはもちろんですが、損失を減らす＝負けトレードを減らすことも重要なので、要所要所を絞って取引をすることが非常に重要です。
一方で、ある程度のリスクを覚悟して取引条件をゆるく設定すれば、取引の機会は増えますが、リスクも高くなります。
しかし、水準を満たすまでリスクを取って取引をすると決めておけば、勝った時に取ったリスク分の利益を期待できる場合もありますので、リスクが高いか低いかは自分の判断に大きく左右されることになります。
また、スキャルピングは毎回小さな利益を積み上げていく方法が一般的なので、ハイリスクよりもローリスクの方が良いでしょう。
ハイリスクで取引をした結果、大損をしてしまった場合、スキャルピングで損失を取り返すのに時間がかかってしまうこともあります。
そのため、ハイリスクで取引した方が良いでしょう。